吹き戻しの製造工程は大きく分けて2通りに分かれます。
工場の中での材料の加工と各家庭内の内職による手作業です。 工場内ではまず原材料をスリッターで各機械にセットできる大きさに裁断します。 吹き戻しの部品を作るのは紙管(筒の部分)と頭(伸び縮みする部分)の機械です。
紙管の材料としては中芯原紙とポリエチレンフィルムを使用し、頭の材料としてはグラシン紙とステンレス線と押さえ紙を使用します。
紙同士の接着にはいずれも酢ビ系の接着剤を使っていますが、ポリエチレンにはラミネート用のエマルジョンの糊を使用しています。
プラスチックの部品はすべて大阪の協力工場によって生産されています。
これらの部品の接着、組み立て、加工は淡路島の各家庭内の内職に頼っています。
現在それらの内職は約40軒ほど。
その他にも障害者の小規模作業所である「ひまわり作業所」と「まりしの里」、そして新淡路病院の患者さんに看護婦さんや先生達がリハビリをかねての作業指導を行っています。
組立で難しいのが、しごきという作業、頭の中のステンレス線に巻き癖をつける作業です。
線の入った側をしごき針に当て、紙管につける部分を少し長めに残しながら全体をしごきます。
製品によっては羽根をつけたりする事もあります。
次にセロテープで紙管の部分と頭の接着(ラッパつけ)をします。 
セロテープを頭と紙管の境目に付けますが上手に付けないと、吹いたときに頭が飛び出します、これは吹き戻しではなく吹き飛ばし(^_^;)と言います、もちろん不良品。

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 提供  (株)吹き戻しの里
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