「吹き戻し?そんなもの知らないよ」という人には、「口にくわえてヒュ−と吹くとスルスルと伸びた後、先からクルクルと戻ってくるもの」「夜店で売ってる紙のピーヒャラ」なんて説明すると、わかるかな?きっと、みんな一度は吹いた思い出があるはず。でも、意外とこの呼び名は知られてないんですね。
昭和の初期のころは日本中で作られ、地方によって「巻鳥」,「巻笛」,「蛇笛」などの名前で親しまれてきました。最初に考案したの大阪のようですが、生い立ちなど詳しい歴史はナゾ? 海外では『BLOWOUTS』と呼ばれ、パーティーの会場で、また新年を祝う人々が街角のあちらこちらで『BLOWOUTS』を吹く習慣があったんだって。 当社の製品も、昭和40年代には品質の良さと、生産量の多さで当社(旧名八幡光雲堂)の商品がアメリカやカナダ、ヨーロッパ等に輸出され、その結果、日本政府から輸出貢献企業として表彰されたこともありました。
現在では、国内で製造される吹き戻しの80%は淡路島にある当社で作られています。全国のみやげ物売場やお祭りなどの夜店のほか、量販店のパーティーグッズコーナー等でも売られているので探してみてね。
工場見学の当時のチラシはこちらです。
看板を目印においで下さい。
そうそう、最近ではなんと!吹き戻しをリハビリに使うお医者さんも増えてきたんですよ。このおもちゃは吹く息の変化が目に見えるでしょ?だから喘息や言語障害などのリハビリが、楽しみながらできるそうです。話し始めの子どもさんたちなら、遊びながら息づかいを覚えたり、知らず知らずに肺や腹式呼吸の訓練にもなるんですよ。
|
|
平成8年10月21日放映 |
その他健康関連の記事はこちら
提供 (株)吹き戻しの里
E-mail=office@fukimodosi.org